2014年6月14日土曜日

週末の幻想

岐阜が地元のH氏よりお誘い頂き、先週末にH氏と共に岐阜の渓流へ行ってきた。

今となっては”本当に行ってきたのか?”
そんな気さえしている。
それくらい夢のような2日間を過ごさせていただいた。

迎えてくれたのは、美味い山の空気、素晴らしい渓相と透き通った流れ、それだけで満足できるほどであった。

魚影も濃く、すぐに透明感を纏った華麗な色合いのイワナ達と出逢うことが出来た!



夜は、川の駅おか多さんにて開かれたH氏の仲間の方々との宴にも参加させて頂いた。

とにかく、出てくる料理に酒、全てが旨い!特に鮎は別格の味!

翌日は早朝から、H氏の仲間の方々とアマゴの渓へ。

渋い状況の中、なんとかキャッチしたが撮影直前で逃走されてしまった。
もう一本出たら撮れば良いななんて思っていたらすぐ先に先行者…

ここで大きく移動しイワナの渓へ。

人が入った形跡があるものの、チェイスがあるので釣り上がっていくと、綺麗な良いサイズのイワナをネットに収めることが出来た!

ようやく出逢えた口の割れたイワナに嬉しさが込み上げる!

透明感のある魚体とオレンジ色の斑点!どこをとっても素晴らしい魚体であった!
この一匹を最後に、広島へと帰路に着く。

H氏をはじめお世話になった方々、素晴らしい経験を本当にありがとうございました!
またご一緒できる機会がありましたら宜しくお願い致します!

2014年6月2日月曜日

新緑の誘い

いつもより、遅く目覚めたとある日。

本流のロングコースを一本だけやろうと、瀬の連続するエリアに入った。
周囲の山々は、新緑を纏い、えも言われぬ薫りを漂わせている。
この様な素晴らしいロケーションのなかで竿を振れることが、疲れていても自然と川に足を向かわせてくれのだ。
さすがに日中は気温が高く、照り返しの強い河原は暑い。
スタート地点まで長々と歩き、魚が着いていそうな所を打っていくが、暑さでどんどん集中力を欠き、流し打ちになってしまっていた…
そんな時、浅い平瀬から優に尺を超える魚がバイトしてきた。しかし、予期せぬヒットに、合わせる間もなくローリングでフックアウト。
千載一遇のチャンスをあっけなく逃してしまった。
次なるチャンスを求め、とにかく瀬を下り、ようやくここぞという所に辿り着く。
アップで瀬頭から、7cmのシンキングミノーを流れの中に流し込み、ターンさせると、狙い通りの応えが返ってきた。
流れの中からシャローまで水面を盛り上げながらルアーを追い、押さえつけるようにバイトしてきた、納得の一本!
大きな頭に分厚い躯体、銀毛せずに体側に残るパーマークが素晴らしい!
鰭から老齢な感じが見受けられ、この川で長く生きていたことが感じられる。


立派に発達した背鰭が本当に魅力的である。

このような素晴らしい魚との出逢いが、更なる本流魚への思いを掻立てる。
その反面、本流域に生息する魚の数は渓流域に比べ、やはり乏しい。
大型の魚となるとさらに限られてくる。

だからこそ、このような魚にこれからも出逢えるよう、なるべく水から離さず、魚体に極力負担を掛けないようなキャッチ&リリースを心掛け、この釣りを楽しんでいきたいと思う。


2014年6月1日日曜日

マズメの涼

仕事が一段落し、帰りがけに本流に立てる時期が今年もやってきた。
竿が振れても30分から一時間。
河原は大量の虫が飛び始め、今後の魚の成長に期待できた。

目星をつけていたポイントを、涼しい川の風を浴びながらひと流しして帰る日々。
いつもの場所からはやはり今年もなぜだかヤマメ。

支流が合流する地点からは、本流らしい太いアマゴが飛び出す!
油断しているとすぐに夕焼けが闇に変わってしまう位の短時間勝負。集中力も切れずにやりたいことが出来、充実した釣りが出来る。

日に日に、魚の付き場も変わっていき瀬の中からも魚が飛んででてくるようになった。
やはり本流の魚はカッコいい!
サイズ関係なく体の厚みはどれも分厚く顔つきも厳つい。

こんな魚達と遊んで帰宅すれば、最高に美味いビールにありつける!

これだから夕涼みはやめられない。

渓流日和

いつものようにサクラ河川に向かおうと決めていた4月の下旬のある日。
目覚めればすっかり日が昇っていた。
外に出れば、ちょうどいい小春日和。
解禁からしばらく経っているので、釣果はほぼ無いだろうが、家に居るのももったいないので散歩感覚で渓流へ。

景色を眺め、カワムツに遊んでもらいながらのんびり川歩き。
春の日差しに煌めく水面と水の流れる音がとても心地良い。

散歩のゴールにしていた場所で綺麗な魚が顔を出してくれた。

背中から流れ落ちたようなパーマークが美しい。

ふと顔を上げると、大きなイシガメが石に紛れうずくまっていた。
そろそろ産卵の時期。
余計なプレッシャーを与えない為にも、そっと川を離れ、この日の散歩を終得ることにした。

コゴミの宴

4月に入りようやく太田川漁協管内も解禁を迎えた頃。

サクラ通いの小休止にとS氏を誘い近場の渓流へ。
ちょっと魚の顔が見れれば良いなと気軽な気持ちで向かった。
当日は生憎の冷たい雨。
魚の活性は低くなり、たまにチェイスがあるものの、キャッチまで至らない。

魚もなかなか遊んでくれないので、この川に来たもう一つの目的を果たす。
この季節と言えばコゴミ!天ぷらや胡麻和えが代表的な色々な料理に使えるクセのない山
菜である。

この川では河原や中州のどこにでも生えていて、移動の間に軽く摘む程度だったが…
気付けばキャストも止め、ロッドを置いてコゴミを採っていた。
ランディングネットの中にどんどん放り込み一杯になったら川で洗うをしばし繰り返し、ベストの背中のポケットはパンパン。
どちらかというと魚よりこっちがメインだったのかもしれない。






コゴミ採りも一段落し、最後にしようと入った所でミノーに何度かチェイスしてくる魚影。
ならばとスピナーのスローリトリーブでようやくキャッチ!
同時にEGOISTから発売されたEGOISTickに入魂も完了することができた。
グラスロッドであるが、持ち重りや振ったときのダルい感じがないこのロッドは、つつくようなショートバイトも全く弾かず、掛けてからもグラス特有の粘りで安心して魚とのやり取りが出来た。

スピナーもロッドにあわせてEGOIST謹製スピナーで。
 
今シーズン初の魚に嬉しさは溢れ、朱点の美しさにしばし見とれる。

S氏もすぐに魚をキャッチ!
二人連続Hitにテンションも上がり次を狙う!

すると自分に2本目がHit!
チェイスからの足下近くでのチョン食いだったが、ロッドのおかげですんなりフッキング。
雨で濁りが入ってたのでLeaf-5ハデパゴス!このカラー濁ったときにはやっぱり効く!


やっぱり、渓流は楽しい。
春の恵みと美しい川の宝石に感謝!
釣れない釣りに荒んでいた心を癒すには十分な釣行となった。

葉桜の季節

あっという間に解禁から3ヶ月。

青々と茂る葉桜を眺めつつ、今シーズンのサクラに踏ん切りを付けることにした。

解禁日は千代川。


3月後半からは中国地方一の大河を新規開拓。



今年も結局サクラ咲かず。