三月を迎え、中国地方の三月解禁の河川も解禁を待ちわびていた釣り人で賑わいを見せている。
私は毎年この時期、いつも考える。
”解禁”とは何か?
何の為の”禁漁期間”だったのか?
禁漁期間があるのになぜ、”大量の放流”が必要となってしまっているのか?
放流魚達の種親はどこの河川のものなのか?
なぜ、アマゴの河川にヤマメを放流しているのか?逆もまた然り。
なぜ、住み分けが起きているはずのイワナの生息域にヤマメ・アマゴが混生しているのか?
これらの答えは、容易かつ単純に導き出せるように思える。
だが、それを問題として捉え、解決するとなると、簡単なものではないことは容易に想像がつく。
こんなことを書き綴っているが、私は学者でも何でもない。
そしてまた、放流事業の恩恵を受けている釣り人の一人であることは確かな事実である。
しかし、この考えだけは間違いではないと信じている。
”川は釣り堀ではない”